2012年05月15日

2012年第2四半期決算

2012年5月11日(金)にティアの2012年度第2四半期決算が発表されました。
5月1日に上方修正を発表済みなのでサプライズはありませんが、今期の業績は順調に推移しています。
上方修正の内容については下記の記事もご覧ください。
   ティア上方修正内容分析

ティアの場合冬場である上期が繁忙期になり、夏場の下期は閑散期となり売上・利益とも季節変動が大きくなります。
まずは上期・下期の業績変動を見てみます。
ティア2012年第2四半期決算
2Qが上期、4Qが下期を表しています。折れ線で表した売上の差は小さいですが、営業利益は大きな季節変動があります。上期でしっかりと利益を計上し、下期は翌年の繁忙期に向けて新会館をオープンしたり、ティアの会の会員募集に力を入れたりしています。
2009年までは上期・下期で大きな差がありましたが、2010年はカンブリア宮殿効果で下期の売上も伸びたので、葬儀会館の稼働率が上がり利益額も増加しています。逆に2011年は上期にその反動が出て利益が減りましたが、下期はコスト削減などに力を入れて増益となっています。
2012年上期は既存会館の稼働率も高まり、売上・利益とも過去最高を記録しています。下期計画は売上は上期に迫る勢いですが、なぜか利益は前年を下回る計画になっています。会社側は予算に入れていた人員採用が上期には無かったので、その分利益が増えている。下期は採用を行うので人件費が増加して利益は減ると説明しています。ただ人員採用は元々予算に入っている訳ですし、売上が大きく伸びるのに利益が前年を下回るというのは少し疑問に感じますね。
営業利益率の推移は下記のようになります。
ティア2012年第2四半期決算

上期・下期とも利益率は上昇傾向ですが、2012年下期は利益率が低下する計画になっています。
今期の直営会館の出店は4店舗となり、年初の計画から1店舗減少しています。葬儀会館の場合、事前に予約を取れるわけでは無く、オープンしてもすぐには稼働率が上がりません。新店舗はオープン当初は赤字が続くので、利益の下押し要因になります。1店のオープンが来期にずれると、今期は増益要因になってもおかしくありません。
上期実績は好調でしたが、下期計画については慎重に保守的に組んでいる感じがしますね。

次に売上原価率や販管費率の推移を見てみます。
売上原価率は左軸で、販管費率が右軸になります。ティアの場合葬儀会館周りで発生する費用が、本部費などと比べて大きいので、販管費より売上原価の方が営業利益に大きく影響しています。
ティア2012年第2四半期決算
原価率は上期・下期とも順調に低下しています。売上拡大に伴い購入量も多くなっていますし、コストダウンにも努めているので原価率が低下しています。2012年上期は原価率が大きく低下しており、この要因として仕入先の変更や購買単価の見直しが挙げられています。
下期もこのコストダウン効果は続くはずなので、原価率が1ポイントも上昇するのは考えにくいですね。上記の売上のグラフでも分かる様に、下期の売上は前年同期と比べて大きな伸びを見込んでいるわけですから、原価率は低下するのが普通のように感じます。1ポイント上昇というのはちょっと保守的に見込み過ぎではないかと感じます。

販管費率については本部人員の増加や広告費の増加などで上昇傾向が続いています。
ただこちらも売上が伸びてくれば率は横ばいから低下に向かうのが一般的であり、ティアでも一時期を除いて横ばい傾向になっています。それが下期計画ではグッと上昇しています!
こちらもちょっと保守的すぎるような印象です。
こうした要因から下期は営業利益率が低下し、利益も少なくなる計画になっていますが、予算消化!などと言って無理やり費用を使わなければ(笑)再度業績の上方修正があるのではないかと感じます

下期からは関東進出も本格的に動き出し、費用が先行して発生する部分はあると思いますが、これらは予算に織り込み済みのはずであり、ここまで利益率を押し下げる要因にはならないように感じます。
今回の上方修正後の計画を下期だけで比較してみると、期首の計画から営業利益で0.94億円低く見直していますが、期首計画を下回るような要因は無いと思いますし、関東での受注が増えたりして売上がさらに伸びれば、利益が増えることも考えられます。すでに関東でも葬儀受注を開始しており、上期の好調がエリアを拡大させながら下期も続くことを期待しています。
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posted by Zaimax at 21:56 | Comment(1) | TrackBack(0) | 業績情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーむ相変わらずの鋭い視点でつい唸ってしまいました。長年保有している(多少の売買はありましたけど)ホルダーですが、こういう分析をみればみるほどこの会社の安定成長ぶりに驚かされます。最近少し減らすか逡巡してましたが、やはりさらなる長期保有が吉ですね。急成長でないのが目立たず良いですね。
Posted by at 2012年05月16日 01:20
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