2010年11月12日

葬儀会館ティア2010年度決算を発表!

ティアの2010年度の決算が発表されましたexclamation×2
22時30分過ぎに映画から帰り、早速決算短信に目を通しましたが、予想以上に悪いですね。
ヤフーの掲示板では、今期予想が減収(正しくは減益なんですがあせあせ(飛び散る汗))だから明日はストップ安!みたいな書き込みがありますが、今期は増収減益という毎年恒例の業績見込みであり、こちらにはそれほど驚きはありません。予想通りとも言えますし、思ったより最終利益の減益幅が小さいなるんるんというのが率直な感想です。
こういった書き込みを見ると、売りを誘って買いたい人がまだいるんだな〜と感じます。ストップ安になるなら喜んで買いたいところですが、あまり買いすぎるのも問題なので(笑)ストップ安は勘弁してください手(チョキ)
日経マネーの適時開示ランキングを見ても、ティアの決算発表リリースは上位50位に入っていません。まだまだ投資家には知名度の低い会社なのだと感じますね。
私も微力ながらこのブログを通じてPRを行っているつもりなんですが、まだまだのようです。

毎年そんなに低いの〜と言いたくなる様な堅めの業績予想を出してくるのはティアの伝統です(笑)
これくらいで驚いてはいけません!46%増益で着地した前期でさえ、当初の業績予想では減益だったあせあせ(飛び散る汗)んですからね(^_^;)
このくらいで驚くようでは、最近ティアに気付きましたexclamation×2と言っているようなものですわーい(嬉しい顔)
それにしてももう少し本来の姿に近い予想を出して欲しいものですね。毎年下方修正よりはマシですが、毎年低めの予想を発表するのもあまりいいことではないと思います。
このあたりについては、奥山さんもブログに分りやすくまとめてくれていますので、ご覧になることをお薦めします。
 エナフンさんの梨の木〜ティア、涙の来期予想

予想以上に悪いな〜と感じたのは2010年度の決算内容です。
今まで2時間半ほど過去の決算短信も含めてチェックしてみましたが、なぜこんなに4Q業績が悪いのか分りません。もう少し詳しく見てみる必要があるのかもしれません。
ティア2010年度決算
簡単にまとめてみると、4半期ごとの売上推移はほぼ予想通りです。水色の線が2010年度ですが、5月10日の上方修正値を2億円ほど上回っています。
一番上のオレンジの線は2011年度の会社計画を私が適当に4半期分けたものです。売上は好調だった前期を上回る強気の計画になっています。
ここまでは問題ないんですが、営業利益が問題です。
ティア2010年度決算
こちらも水色が2010年度ですが、3Qまでは好調に推移していたのに、4Qは急落して2008年並みの利益水準にまで落ち込んでいます。上の売上のグラフと比較してもらうと分かる通り、売上は大幅に伸びているのに、利益だけが急減しています。
データが限られるのであくまで私の考えですが、予想できる要因は2つではないかと思います。
1つは2010年4Qに利益率が大きく落ちるような何かが発生したexclamation×2
2つ目は2010年は好調だったが、利益が出すぎると翌年のハードルが高くなるので、4Qに前倒しで費用計上した

財務分析など詳しい方のご意見もお待ちしていますが、他にも可能性があれば教えてください。
私は2つ目の要因が大きいのではないかと考えています。
前倒しでテレビCMを作ったり、販促チラシを先行して作成する、ノベルティグッズや事務用の消耗品などを多目に発注するなど、前倒しで費用計上できるものはけっこうあると思います。
正直ここまで4Qが悪化するとは予想外だったので、少し戸惑っています。EPSが200円近くまで来ると予想していましたし、配当も35円くらいに増配するだろうと考えていましたのでexclamation×2
ティア2010年度決算
このグラフは4半期ごとの販管費率を過去4年分プロットしたものですが、あきらかに2010年の4Qは販管費が増加しています。こんなに上昇すると利益率は下がってしまいますよねもうやだ〜(悲しい顔)
規模の小さい会社の場合、最初は本社費や上場維持費用などの固定費が大きく、販管費率は高くなりますが、売上が伸びていくに連れて販管費率は下がるのがふつうです。ティアの2010年9月期決算も売上が23%も伸びているので、販管費率は本来下がるのが普通だと思いますが、わずかに上昇しています。その結果販管費としては3.12億円の大幅増になっています。
売上の伸びに伴い原価率は着実に下がっているのとは対照的な上昇です。このあたりにもちょっと違和感を感じてしまいますね。
損益計算書はちょっと残念な結果でしたが、貸借対照表はそれほど前期と変わっていないように感じますし、キャッシュフロー計算書は絶好調だと思いまするんるん


CFが問題なければあまり心配する必要はないんですがわーい(嬉しい顔)
下のキャッシュフロー分析を見てもらえば分かる通り、フリーキャッシュフローはプラスになっていますし、過去最高の営業キャッシュフローです。これだけ見てもとてもじゃないですがストップ安になるような決算ではないですね。
ティア2010年度決算
CFの絶好調さがなぜPLにもっと表れて来ないのかexclamation&questionが不思議ですが、ぜひ財務諸表に詳しい方々のご意見&分析結果をお待ちしております。
私ももう少し細かく見てみたいと思っています。
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posted by Zaimax at 01:26 | Comment(8) | TrackBack(0) | 業績情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
財務分析はできませんが、テレビをあまり見ない私でも、この3か月ぐらいのTVCMの頻度はかなりのものだと感じました。

販売費及び一般管理費が昨年度より、3億も増えているのは、ZAIMAXさんのコメントの通り、前倒しできるものをかなり織り込んでいると思われます。

わが社も、景気の良かったときは、「税金を払うなら、物品でほしいものがあれば今期のうちに申請しておけ」ということがありました。
Posted by ケイロク at 2010年11月13日 11:18
売上高・売上総利益はまずまずなんですが、
販管費の伸びが4Qだけ突出してますね。
役員賞与引当金繰入額の新規発生以外は分かりませんが、
おそらく「その他」に秘密が隠されているような。

翌期を見越した費用の前倒し計上というのは
十分あり得ますね。
新館オープンのための求人費用・広告宣伝費は
必要経費でありながら、翌期に繰り越さなくていい
類のものですからね。

それだけ余裕のある決算が組めるようになったとすれば
なかなか感慨深いものがあります。
Posted by ろくすけ at 2010年11月13日 22:13
ケイロクさん、いつもありがとうございます。
テレビCMそんなに流れているんですね!私もテレビはほとんど見ないので気付きませんでした。
広告宣伝費が急増しているのは積極的にCMを打っているからなんですね。
うちの近所では最近毎週のように、平安会館と愛昇殿の折込チラシが入ってきます。ティアは時々という感じです。
名古屋市内トップ3が激しく宣伝合戦をしている感じですね。
それにしても販管費の伸びは予想以上でしたし、ちょっと違和感を感じてしまいますね(T_T)
まあ経費で落とせる消耗品などの前倒し購入は、計画以上の利益が出そうな時にはよくある話ですよね(笑)
Posted by Zaimax at 2010年11月14日 22:58
ろくすけさん、ありがとうございます。
そうなんですよね。売上は上方修正値を2億円ほど上回っていますし、原価率は下がって売上総利益までは好調なのに、販管費が突出した伸びとなったことで、営業利益はほぼ上方修正値に近い水準になってしまいました。
前年と比べて伸びが大きいのは、給与手当1.11億円、広告宣伝費0.65億円、その他0.69億円です。
給与手当は社員も増えていますし、3Q決算と比べても伸びに不自然な点はありません。伸びが大きいのは広告宣伝費とその他です。テレビCMを多く流しているなら広告宣伝費は理解できますが、その他がポイントですね。
四季報予想と比べても0.8億円ほど営業利益で差があるので、その他経費の伸びと広告宣伝費の予想以上の伸びが見込み違いでした。

まあ業績のブレが大きくならないように、前期は経費を前倒しで多目に使い、今期予想の減益幅を少なくさせたということなのかなと思っています。
費用をできるだけ繰り延べて、良く見せようとする会社よりは健全で安心できるんですが、四季報予想並みの決算が発表されると期待していただけに、少し残念でした。
Posted by Zaimax at 2010年11月14日 23:17
いつもティアの詳しい情報ありがとうございます。
確認していたIRへの問い合わせの返答がありました。以下の通りです。

その理由(第4四半期の販管費増の理由)は、
・販管人件費の増加
 当事業年度の業績が大変好調であったため、従業員に対して決算賞与を支給しました。
・広告宣伝費の増加
 当事業年度は大幅な増収増益となりましたが、来期はどうなるか・・・
もちろん今まで以上に頑張ってまいりますが、先のことは分かりません。
来期の業績に繋げる意味で、この第4四半期においてTVCM等の広告宣伝を強化しました。

私の個人的な解釈ですが、
来期の資産除去特損は、この会社にしてはかなり
大きなものとなることが予想されます。
(来上期の大幅マイナスはそのため)

今期大きく利益を出して、来期大幅減益では
イメージが悪くなりすぎるため、
あえて、今期の業績を抑え込み、
来期の頑張りを期待するために特別賞与を出し、
来期以降の契約に繋げるために広告宣伝費を拡大したと思われます。



Posted by 奥山月仁 at 2010年11月15日 20:45
この手の企業は結局、本質的には不動産賃貸業のようなところがあるので、平安レイサービスと考えたことがありましたが、DEレシオなんかも考えたほうがいいなあと思いました。
自己資本比率が少しさびしい。
葬儀代もデフレなのにハードアセットを所有しているところが気になりました。
Posted by gonchan at 2010年11月16日 00:36
奥山月仁さん、いつもありがとうございます。
早速IRに確認されたんですね!
どうも私は困った株主のようです(^_^;)

賞与については0.32億円→0.58億円なので、0.26億円の増加です。社員数も増えていますし、人件費は今後も増加していきますよね。広告宣伝費の増加も理解できます。
よく分からないのは、その他経費が1.47億円→2.16億円と0.69億円増加していることですね。

私も2010年度に利益が出すぎてあまりにもいい決算を発表すると、2011年度が大幅減益見込みになってしまうので、前倒しできるものは2010年度中に費用計上しているのではないか?と考えています。
社員の方々は少ない人数でいろんな業務を兼任していて大変そうに感じるので、決算賞与を支給するのはとてもいいことですね。
今期も決算賞与が出せるようにがんばって欲しいですね。

資産除去特損はよく分からない部分なんですが、もっと特損が大きくて、経常利益と純利益の間に大きな差が生じると考えていました。そのため純利益での減益幅は大きくなるかもしれないと想定していました。
しかし今期予想を見てみると、ほとんど特損を織り込んでいないようにも感じられます。
 2Q予想 経常利益 4.91億円 純利益 2.61億円(53.2%)
 通期予想 経常利益 7.30億円 純利益 3.98億円(54.5%)
 (  )内の数値は純利益/経常利益

2億円ほど資産除去特損があれば、法人税を50%とすると
 通期予想 経常利益 7.30億円 純利益 2.65億円(36.3%)
と純利益が大きく落ち込んでもおかしくないと考えていたので、2011年度計画を見た最初の感想は、資産除去特損を織り込んでいないんじゃないの?という感じでした。
ティアの場合あまり資産除去特損の影響は大きくないという意見もあったので、そうなのかなと考えていました。古い会館は自社所有していたりということもあるのかもしれませんが、このあたりはチェックが必要ですね。

2Qについては、記事中のの売上・営業利益推移グラフを見ても分るように、2010年度の業績が飛び抜けて良かったので、前年比ではかなりハードルが高いと思います。前年並みなら御の字だと思います。
今回の会社計画で特筆すべきなのは、売上が前年比で10%も伸びる計画になっていることです。前年の売上が絶好調だったのに、さらにそれを上回る計画を発表したのは、ティアにしてはかなり強気に感じました。それだけ業績の先行きに自信があるんだな〜と心強く感じています。
売上が伸びれば自然と利益はついて来ると思います。
成長中の会社では、売上が伸びれば販管費率は下がるのが普通なので、この売上が達成できれば、利益面での上方修正が期待できるように感じます。
まだ新たな決算期が始まったばかりなので、期待しすぎなんですけどね(笑)
またいろいろとご意見を聞かせてくださいね!
これからもよろしくお願いします。
Posted by Zaimax at 2010年11月16日 00:58
gonchanさん、コメントありがとうございます。
そうですね。まずは葬儀会館を作り、それを貸すことでビジネスを行っているわけですから、不動産賃貸業のようなビジネスです。
自己資本比率は上場以来、利益を積み上げることで向上してきています。
まずは設備投資が先行するビジネスモデルなので、自己資本比率が低いのはある程度止むを得ないと考え投資しています。
この点では社歴の長い会社の方が資本の蓄積が厚くなっているので有利ですが、利益成長という面では見劣りします。8月18日付けの下記記事もご覧ください。
http://tear1.seesaa.net/article/159776948.html
他の3社はこの6年ほど、営業利益はほぼ横ばいです。

ティアの場合は葬儀会館の土地を保有しているのは一部だけで、多くは定期借地権で借りています。建物も他社のように豪華で大きな建物ではないので、投資額は抑えられています。他社と比べると葬儀単価が下がることを織り込んだビジネスモデルになっていると思います。
葬儀会館への投資が続いていますが、それが利益にきちんと結び付いているので、現状では問題ないと考えています。

葬儀関連の上場4社の中では、ティアと平安レイサービスが面白いと感じていて、平安レイサービスにも投資しています。ただ期待したような利益成長が伴わず、株価は低迷しています。新たな取組みにも積極的で評価しているんですが、やはり過去の遺物のような巨大な葬儀会館が重荷になっているような気がします。改装など手は打っているので、業績が回復すると嬉しいですね。
これからもご意見よろしくお願い致します。
Posted by Zaimax at 2010年11月16日 01:21
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