2010年10月05日

葬儀社紹介サービス参入の影響を考える

昨日『くらべる葬儀』SBIグループが葬儀社紹介サービスに参入! という記事を書きましたが、ティアにはどんな影響があるでしょう?という質問をいただきましたので、私の考えを書いてみます。

葬儀紹介サービスには、以前から多くの会社が参入しています。このブログのアドセンス広告を見てもらえば分るように、葬儀ステーションとかいろんな紹介サイトがあります。
そんな中でも一番力を入れていて最大規模なのがイオンのサービスです。
昨日参入したSBIライフリビングのホームページと比べるとかなり差がありますね。

   イオンのお葬式 ホームページ

   くらべる葬儀 のホームページ

現時点で450社以上の提携葬儀社があり、全国2,600ヵ所以上の斎場・ホールで葬儀を行うことができます。ホールがないのは富山、鳥取、島根の3県だけです。
この3県は地元の葬儀社の結束が固いんでしょうか(笑)
イオンは2009年9月から葬儀の紹介ビジネスに参入しています。ほぼ全国を網羅する規模で、地域の葬儀会社と契約し、イオンが決めた葬儀内容と価格の6プランから選ぶことができます。
6プランの価格は、29.8万円、39.8万円、59.8万円、79.8万円、108万円、148万円です。端数を付けるなど価格設定が小売業らしく感じますね。
イオンの葬儀を請け負う特約葬儀社は、決められた内容で葬儀を行う必要があり価格も決められています。さらには一定の割合を仲介手数料としてイオンに支払う必要があります。イオンは全国平均の半額という低価格のプラン価格を打ち出していますので、内容も決められたうえに、さらに仲介手数料を取られるので、あまり参加するメリットはありません。自力での葬儀受注が難しい小さな葬儀社や寺院以外は参加するメリットがあまりないように感じます。
この仲介手数料も意外と高いという噂がネット上では流れていて、20〜30%程度ではないかと思われます。低価格に決められた上に高い仲介手数料をイオンに支払う必要があるので、よく全国でこんなに多くの提携葬儀社が集まったな〜というのが正直な感想です。

紹介する葬儀社は、イオンがしっかりとチェックした優良な業者であり、見積書・請求書ともイオン経由でしっかりチェックするので安心です!と宣伝しています。
一見そうなのか、安心だな〜と感じるかもしれませんが、イオンが見積書・請求書をチェックするのは、仲介手数料をきっちりと取るためではないかとも感じます。葬儀価格の一定割合がイオンに入るので、特約葬儀会社に誤魔化されないように請求額もイオン経由にしているのではないかと思います(笑)まあ利用者にもメリットがあるならいいんですが。
イオンは社会貢献の面とか、不透明な業界を変えていきたいexclamation×2という高貴な理念を強調していますが、葬儀価格以上に不透明なお布施については、ホームページで目安を載せていたのに、僧侶団体から抗議を受けるとすぐに引っ込めてしまいました。不透明な業界を変えていきたい!イオンが葬儀に参入したのは社会貢献の面もある!というなら、もっと公の場でお布施について議論して欲しかったと思いますし、葬儀会社からもらう仲介手数料も公開して欲しいと思います。
私から見ると耳障りの良いことを言っていますが、本当は多くの顧客を抱えたイオンが葬儀も紹介すれば、かなり紹介料が儲かるんじゃないかるんるんというところがスタートになっているような気がしてなりません。葬儀価格を透明にして消費者に貢献したいというのであれば、まずは仲介手数料部分も透明にして欲しいですね。寺院との関係については、紹介料を頂いていませんひらめきとホームページも明記していましたが、なぜ寺院だけ特別扱いなんでしょうか?いろいろと疑問に感じますね。


ティアもイオンの特約葬儀社に参加しています。最初に話があった時には、あまりにも不利な条件だったので断りましたが、カンブリア宮殿に出演しティアの知名度が上がったので、再度イオン側から歩み寄ってきて契約したようです。それくらいイオンにとってメリットのある契約内容になっているのだと思います。
愛知県では大手では、ティアと紫雲殿がイオンの葬儀に参加しています。イオンからの葬儀の紹介はあまりないようです。私もイオン参入当初は衝撃を受けてましたし、その後もいろいろと調べていますが、葬儀業界内からはイオンが参入してもほとんど影響ない、イオン社員の葬儀を紹介している程度ではないか、というような反応が多いですね。

今回のSBIライフリビングの『くらべる葬儀』もそうですが、比較サイトが増えて安い価格が一人歩きを始めると、今まで価格を不透明にして高い価格で葬儀を行っていた会社から厳しくなってきます。ティアの場合はもともと適正価格を打ち出しているので、比較サイトが増えてもそれほどマイナスの影響はないと思います。価格を気にする消費者が増えれば、逆に適正価格のティアにとっては比較対象となることができて、メリットになる部分もあるかもしれません。

しかし価格.comをみても分るように、ネット上の価格競争は利益を極限まで削った消耗戦になりかねないので、葬儀単価の下落に拍車がかかる恐れもあります。現状では葬儀についてはネット上では完結しているサイトは大手ではないので、そこまでの消耗戦はありませんが、今後はどうなるか分りません。価格下落が進めばティアの適正価格も割高に感じられる時がくるかもしれません。
また、葬儀は家電製品とは違い、1つとして同じ葬儀はないので、単純に価格のみを比較するのは無理があると思います。どれだけ遺族の要望を取り入れられたか、満足していただいたか、などが抜け落ちてしまいます。口コミ掲示板というものもありますが、葬儀に対する要望は人それぞれであり、家電製品などとは違って難しい面もあるように感じます。

価格比較サイトがコンテンツを充実させていくにつれて、葬儀業界も影響を受けるようになってくると思いますが、当分はそれほど大きな影響は受けないのではないかと思います。比較サイトなどに頼らなくても自力で顧客を集めることができれば問題ありません。
安易に比較サイトに頼って紹介してもらうより、時間はかかるかもしれませんが地道に1件1件の葬儀に取り組み、お客様に満足いただき、またお願いしたい!と思われるような葬儀会社になることが大切です
ティアのブランド価値を高め、着実に全国展開を進めながら、これからも比較サイトに頼らない成長を続けていって欲しいですねわーい(嬉しい顔)
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posted by Zaimax at 21:32 | Comment(6) | TrackBack(0) | 競合会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さっそくの記事反映ありがとうございます♪ やはりZaimaxさんの情報網はスゴイ(驚) いろいろ勉強になります!

ティア(冨安さん)は共感を生む強烈な宣伝力があるので、僕もzaimaxさんと同様、それほど心配してません(笑)

2日(土)のゲーム会も参加したかったのですが、16日(土)に行うセミナーの準備に追われて行くことができませんでした><

次回11月は参加できそうですので、そのときはよろしくお願い致します☆
Posted by ひろと at 2010年10月06日 08:57
こんばんは!(^_^)
くらべる葬儀さんはスルーしても大丈夫
だと思っています。
イオンさんは
おとなしすぎて逆に不気味ですね。
Posted by 物理教師 at 2010年10月06日 19:46
ひろとさん、早速お読みいただきありがとうございます。
ティアは安さだけではなくて、冨安社長の考え方が社員に浸透していると思っていますので、私もあまり心配はしていません。
それに加えて、葬儀業界は個人規模の小さな会社がたくさんあるような状況なので、今後大手業者に集約していくと思っています。上場企業は資金力や信用力もあるので、勝ち残っていくのではないかと考えています。
ティアがまずはセントレックス市場でも上場しようと考えたのも、資金力や信用力を上げて、優秀な人財を採用することが目的だったと思います。
これからも応援していきたいですね!

ひろとさんもセミナーを行うんですね!どんな内容なのかまた教えてくださいね。
Posted by Zaimax at 2010年10月06日 23:22
物理教師さん、いつもありがとうございます。
くらべる葬儀さんは、なぜあの程度のサイトの完成度で公開したのかな?と疑問に感じますね。ネットには強いはずのSBI系の会社とは思えません。まずはできた分から公開し、徐々に充実させていくのかもしれませんが、腑に落ちません。
同じようなサイトを構築している競合会社があることが分り、発表を急いだんでしょうか(笑)

イオンは参入当初は大々的に報道もされましたし話題にもなりましたが、最近はあまり前向きな報道はありませんね。お布施をホームページから引っ込めたという報道があるくらいです。
5月にイオンの株主総会で聞いた時には、足元は苦戦しているようでしたが、強気な発言は変わっていませんでした。
イオンのお葬式のホームページで公開されている
アクトオンTV「お葬式が変わる!?納得できるお葬式」
http://www.actontv.com/tv/movie/1008aeonretail.html?ref_e=cl
(こちらのページ↑で見ることができますが、いきなり始まりますのでご注意ください)
でもかなり強気の内容です。1日100件以上の問い合わせがある日も!とかイオンの葬儀に参加したいという葬儀社が続々集まってきているとか、番組を見ると破竹の勢いのように感じます。
確かにホームページを見ると、葬儀対応できるホール数が5月時点の1,986ホールから10月時点では2,600ホール以上になっています。特約葬儀会社は増えているみたいですね。それだけ葬儀紹介数も増加しているんでしょうか。どのくらいの規模に成長しているのか、来年の株主総会で聞いてみないといけませんね。
イオン制作あるいはスポンサーの番組だと思うので、多分にPR的要素が入っているものと思われますが(笑)
Posted by Zaimax at 2010年10月06日 23:44
バナーみたいに貼ってあるユニクエストのサイトでも紹介料金は発生していますよね、178000円のうちの42000円は紹介料金として支払っているのですよね。
Posted by ひづけ at 2010年10月09日 13:54
ひづけさん、こちらにもコメントありがとうございます。
このページに貼ってあるのはアドセンスの広告なので固定したバナー広告ではありません。現状ではユニクエストの広告は見当たりませんが、ネットで調べたら葬儀会社の紹介を行っている会社のようですね。
ユニクエストは23.6%もの紹介手数料を取っているんですか?一般的な価格比較サイトの紹介手数料はそんなに高額ではないと思うんですが、葬儀関連だと紹介料が高いのでしょうか?
まだ普及しているとはいえない面がありますが、それにしても葬儀分野はネット関連企業も含めて、まだまだ価格面では不透明というか割高な業界なんですね。
Posted by Zaimax at 2010年10月09日 22:05
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