2010年08月15日

上場している競合他社との決算比較〜その1

葬祭業を主としている会社は、ティアを含めて4社上場していますが、四半期決算が出揃いましたので、比較分析をしてみます。
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ちなみに上場しているのは、関西地盤に関東にも進出している公益社が母体の燦ホールディングス(9628)、神奈川県地盤で西東京方面にも進出している平安レイサービス(2344)、同じく神奈川県地盤で西東京方面にも進出しているサンライフ(4656)、そして名古屋地盤で関西にも進出しているティア(2485)の4社です。平安レイサービスとサンライフはどちらも神奈川県平塚市に本社があり、互助会を母体とした会社なので婚礼も手がけているなど非常に似通った会社です。お互いにライバル視していて競うように上場もしたのでしょうか?

4社の2010年4−6月期決算をまとめたのが下の表です。
葬儀会社決算分析
   表をクリックすると拡大します 単位:百万円
表を見ていただくと一目瞭然ですが、最大手の燦HDを除いて業績は順調に推移しています。各社とも売上が伸びていますし営業利益率も5ポイントほど上昇しています。前年同期と比べると死亡者数が増加していると思われるので、その影響が出ているものと思われます。前年同期は死亡者数が減少に転じ、各社とも業績が悪化していたので、その反動で伸びているという影響もあります。
そんな好環境のなかで燦HDの低迷が目立ちますね。燦HDは今後の成長を見据えて業務の大幅な改善を行っており、費用が先行している要因もあるかもしれませんが、売上まで落ちているのは言い訳になりませんね。大きな不祥事も起こしていますし、大きな業務改革で社内が混乱しているのかもしれません。
燦HDは大規模な社葬なども手がけている会社なので、社葬の規模が小さくなり利益率が大きく低下しているのではないか?とも感じます。


その一方で絶好調なのがわれらがティアですわーい(嬉しい顔)
売上・利益とも他社の伸び率を大きく上回っています。ティアは過去の業績推移と比較しても顕著な伸び率を示していますが、競合他社と比較しても飛びぬけて好調なことが分ります。
過去の業績との比較記事はこちら 右斜め下
   ティア(2485)2010年第3四半期決算 続報!

葬儀価格を抑えながら、なおかつ市場の大きな関東圏に進出していない唯一の会社なのに、この業績は素晴らしいと思いますぴかぴか(新しい)
この4社のなかで次に目立つのが平安レイサービスです。こちらは利益率の高さが目を引きます。営業利益率はなんと15.9%です!
この4社の事業内容を比較すると、燦HDは葬儀関連事業のみですが、霊柩車の運行や仏壇仏具販売の子会社を持っているなど、関連事業を幅広く手がけています。一方で平安レイサービスとサンライフは、互助会が母体となった会社であり、平安レイサービスは婚礼や介護事業も手がけています。葬儀の売上構成比は年々上昇しており、現状では8割に達しています。
サンライフも同様に婚礼やホテル事業を手がけていて、葬儀事業の割合が高まってきているものの、現状でも6割を少し超えた程度です。
各社葬儀の周辺事業にも手を広げていて、料理も会館内で調理して提供するなど内製化に取り組み、1件あたりの売上向上と利益率アップに取り組んでいます。
ティアは純粋に葬儀に集中していて、霊柩車の運行は専門会社に委託していますし、料理も仕出し屋に依頼しています。その点では競合他社と比べると、現状のビジネスモデルのままだと利益率の向上には限りがあります。ただ、厨房設備などを各会館に設けると設備投資や人件費などが膨らむので、一概にどちらのビジネスモデルがいいとは言い切れません。
葬儀件数が増えてくれば、霊柩車の運行業などは自社で手がけてもメリットがあるかもしれませんが、料理の提供は判断が難しいですね。周辺業務に手を広げていくなら、まずは霊柩車運行や返礼品などの取り扱いからなのかな?と思います。
このように同じ葬儀業の会社といっても事業内容は異なりますし、ビジネスモデルも異なります。ですからただ売上・利益を比較しても判断を誤ることになってしまいます。競合他社比較をする時は、ある程度他社の事業構成やビジネスモデルを分析する必要があります
平安レイサービスとサンライフは婚礼業も手がけていますが、こちらは6月前後が繁忙期となるので、会社全体で見ると夏場が閑散期とも一概には言えません。
そこまで分析するためには、決算短信などで事業セグメント別情報を見る必要があります
上記2社の葬祭業セグメントを抜き出すと下記の通りです。
葬儀会社決算分析
売上の伸び率を見ていただくと、2社とも全体の伸び率より葬祭業の伸び率が高くなっています。婚礼は少子化の影響で先細りが続いているので、両社とも葬祭業の比率が上がっていくものと思われます。
事業セグメント別情報の営業利益額は、本社部門などの事業部に分けるのが困難な経費を控除する前の利益なので、全社の営業利益額とは異なります。前年同期などの比較には使えますが、他社との比較には注意が必要です。本社費の範囲など各社によって異なっている場合もあります。
ただこのよく似た2社の葬祭業セグメントを比較すると、平安レイサービスの方が業績の伸び率も高いですし、利益率も高いことが分ります。平安レイの方が葬祭業の構成比も高いので、こちらのほうが今後より期待できそうに感じますね。
ティア他社比較
表だけでは分かりにくいと思うので、4社の第1四半期業績の前年同期比較をグラフにしてみました。どのようにグラフ化すれば分りやすいのか悩みましたが、売上を棒グラフで(目盛りは左軸)、営業利益率を折れ線グラフ(目盛りは右軸)で表してみました。オレンジが2009年4−6月、青色が2010年4−6月の売上高になります。
売上高では燦ホールディングスが圧倒的に大きいですが、売上は減少しており利益率も際立って低いことが分かりますね。その他の3社が売上高も伸びて利益率も急伸しているのとは対照的です。売上が伸びれば利益率も上がりますが、この相乗効果で営業利益額は3社とも大幅に増加しています。


この3社のなかでも売上の伸びはティアが一番目立ちます。4社の中では最後発の葬儀会社ですし、市場も小さい名古屋圏で強力な互助会各社と熾烈な競争をしているなかで、この業績の伸びは素晴らしいですね。
上場している競合他社との決算比較〜その2では、もう少し期間を長く取って各社の業績推移を比較してみます。2年の比較だけでは一時的な業績の落ち込みなどもあるので、分らない部分もたくさんありますが、ある程度の期間の推移を見るとどの会社が業績好調なのか、さらによく分かりますひらめき
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タグ:決算比較
posted by Zaimax at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 業績情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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