2009年07月07日

平安レイサービス(2344)の2008年度決算

2009年5月11日に平安レイサービスの2008年度決算が発表されています。
記事にまとめるのが遅くなり申し訳ありません。
平安レイサービスは中期計画をホームページにも載せているなど、情報開示には積極的な会社だと評価しているんですが、なぜか決算短信は最新のものしか掲載されていません。ふつうは過去の決算短信もホームページ上に乗っているんですけどね!
ぜひ過去の決算短信も載せて欲しいものです。過去からの推移などの比較ができなくて困りますもうやだ〜(悲しい顔)

平安レイサービス決算

競合他社と比べると利益率は高いものの、2月9日の下方修正後の目標も下回って着地しています。
やはり会葬者減などによる葬儀単価ダウンの影響は大きいみたいですね。
業界最大手の燦ホールディングスも前期決算は下方修正していますし、2008年は葬儀業界全体に厳しい年になったようです。その中でも売上は若干下回ったものの、利益面ではほぼ当初目標通りの中間決算を発表したティアはかなり健闘していると言えそうです。

葬儀単価ダウン以前の問題として、特に首都圏ではお葬式を行わずに火葬場へ直接遺体を運び込む『直葬(ちょくそう)』という形式も増えています。首都圏以外ではまだ少ないようですが、今後葬儀の形式がどう変わってくるかにも注意が必要ですね。

6月には株主総会にも出席して、相馬社長ともお話ししてきましたが、やはり年明け以降単価ダウンの影響が顕著に表れてきたようです。
葬儀が小規模化し施行単価が下がることは予想できたので、既存会館内に小規模葬専用のフロアを作るなどの対応を行い、葬儀会館の稼働率を上げることで単価ダウンの影響を少なくしたそうです。
詳しい内容は株主総会に行こう♪ブログに載せていきますので、しばらくお待ちください。
2009年度もほぼ前期並みの計画値を発表しています。

つぎにセグメント別の状況を見てみます。
見ていただくと分かる様に、平安レイは葬祭業がメインで売上の8割近くを占めています。利益では9割近くになります。その他は介護事業が中心です。
互助会を除けば利益率も非常に高くなっています。

平安レイサービス


その葬祭業を年度別に見てみると、売上構成比は徐々に上がっているものの、利益構成比は減少しています。これは冠婚事業が売上は減っているものの利益率が上がっていることと、介護事業が赤字から黒字化している影響です。
葬祭件数は4千件前後で、今期は新規に3会館オープンすることから件数の増加を見込み4,427件となっています。
4千件といえばティアと同程度の葬儀件数ですが、1件あたりの単価が平安レイは180万円、ティアは140万円ほどなので、売上・利益率の差になって現れてきています。
180万円というのは高いのではないか?と社長に聞いてみましたが、神奈川県の平均よりは下回る価格だそうです。平安レイが高く見えるのは、ほとんどすべてを内製化しているためで、追加で発生する費用が少ないそうです。他社の場合見積もり価格は安くても、料理など外注する部分が多いので、結局は平安レイより高くなってしまうそうです。
関連業務を内製化していることが、高い利益率にもつながっているんでしょうねひらめき
このあたりはティアも参考にして欲しいですね。料理部門の内製化はメリット・デメリットもあると思いますが、霊柩車部門などは葬儀件数も増えてきたので、内製化してもいいのではないかと思います。

平安レイサービス
葬儀単価は、単純に葬祭事業売上を葬儀件数で割ったものです

平安レイサービスは、葬儀単価ダウンの影響は受けているものの、小型会館の展開を積極化したり、既存の大型ホールを家族葬などの小規模葬ように改装するなどして稼働率を上げたり、内製化を一層進めるなどの対策を行い、首都圏の葬儀会社では健闘していると思います。
新たな取組みなどもいろいろ行っていて、面白い会社だと思います。
葬祭業の上場企業4社の中では、ティアに続いて注目している会社です。


posted by Zaimax at 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 競合会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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