2012年08月29日

全国の人口動態統計

厚生労働省から毎月人口動態統計速報が発表されていて、6月分のデータが出たので2012年4〜6月の実績をまとめてみます。
毎月20日頃には名古屋市内の人口動態統計速報も発表されるんですが、今月は予定日を4営業日過ぎても発表がありません。ホームページには「8月23日に公表予定でしたが、集計作業の遅れにより、数日間公表を延期いたします。利用者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いいたします」と記載された状態が続いていますが、なぜこんなに遅れているんでしょうか?
発表当初は1日くらいの遅れなんだろうな〜と思っていましたが、29日になっても発表されていないと心配になりますね!
そんなわけで今回は日本全国の人口動態統計速報を分析してみます。

日本全国の状況が気になったのは、葬儀関連上場企業の4〜6月の業績が伸び悩んでいることもあります。各社の決算短信を読んでみても、死亡者数が減少して葬儀件数が前年を下回り、葬儀事業が伸び悩んだというような記載があります。

業界トップ 公益社ブランドの燦ホールディングス(9628) 4.5%減収、46.1%営業減益
公益社グループの中核会社である褐益社では、葬儀件数が前年同期比6.7%減少しました。一般葬の件数は、前年同期比関西圏で7.6%、首都圏で1.5%とともに減少し、トータルで6.7%減少しました
関西圏での葬儀件数の減少が大きいのは、南海電鉄が運営するティアとの競合が激しくなっている影響だと感じます。関西圏で南海電鉄は出店攻勢を続けていますので(^_^)v

神奈川の互助会 平安レイサービス(2344) 4.3%増収、4.8%営業増益
営業エリアにおける死亡人口増加率は当初予測を下回る減少となりましたが、前期開業の葬祭新店舗「湘和会館長後」(藤沢市高倉)が順調に施行件数を伸ばす等、シェア率が増加したことにより施行件数は前年同期比で増加、葬儀一件単価も前年同期比で増加した。高付加価値商品の販売強化により営業増益
平安レイサービスは葬儀事業セグメントの業績を抜き出していますが、新規葬儀会館のオープンなどでシェアを向上させ、増収増益を実現しています。

神奈川の互助会 サンライフ(4656) 4.4%減収、16.6%営業減益
当第1四半期連結累計期間においては、ご葬儀1件あたりの売上高は前年同期比で増加したものの、死亡者数が減少したためご葬儀件数は減少し、売上高は前年同期比4.4%減。
サンライフも平安レイと同様平塚市に本社を構えて、営業エリアも重なる部分が多いですが、こちらは死亡者数減少の影響をそのまま受けて、減収減益になっています。ただ2社とも葬儀単価は上昇していると書いてあり、神奈川県では葬儀単価が上昇しているようです。サンライフも葬儀事業セグメントの業績です。

愛知県 ティア(2485) 2.3%増収、23.0%営業減益
4〜6月はティアにとっては第3四半期に当るので、特にこの期間に限ったコメントは短信には載っていません。9ヵ月間累計では増収増益なので決算短信もそのような記述になっています。
ティアの3Q決算の分析については、下記の記事をご覧ください。
   ティア2012年第3四半期決算分析

意外と前置きが長くなってしまいましたが、他社の決算を見て全国的な死亡者数の状況はどうなっているのだろうと思い、分析してみました。
日本全国の人口動態統計速報
過去9年間の月ごとの死亡者数推移は上記のグラフの通りで、傾向としては増加していることが分かります。2012年の推移を見ると、2月は前年を大きく上回りましたが、2月以降は前年を下回るようになり、特に4月・5月と減少幅が大きくなっています。2010年・2011年のこの時期死亡者数の伸びが大きかったので、その反動という面もありそうですが、これだけ減少が続くのも近年では珍しい現象です。
日本全国の人口動態統計速報
上記グラフは、過去3年間の前年同月比増減を抜き出したものですが、前年を上回る月がほとんどで、前年を下回っても僅かだったことが分かります。それが2012年4〜6月は減少幅も大きいですし、4ヵ月連続して前年同月を下回っています。
どの地域で死亡者数の減少が大きいのかは分かりませんが、2012年4〜6月累計で全国では死亡者数が4.0%減となっており、葬儀業界には厳しい環境だったことが分かります。

この期間の名古屋市内の死亡者数は2.2%減、愛知県内では0.6%増となっており、ティアの業績への影響は限定的だったようです。
とはいえ前年同月比で死亡者数が5千人以上も減少するのは2005年以降、2006年3月、2009年2月、2012年5月、2012年6月の4回しかありません
7月以降どんな数字が出てくるのか気になりますね。
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2012年08月27日

ティア2012年第3四半期決算分析2

2012年8月6日(月)にティアの2012年度第3四半期決算が発表されました。
ティア2012年第3四半期決算分析1 に続いて決算内容を分析してみます。

まずは売上のベースとなる、名古屋市内の死亡者数の対前年同月比は下記の通りです。
名古屋市人口動態統計
ティアの3Qにあたる4〜6月は、4月だけが前年比増加となっていますが、残り2ヵ月は前年を下回っています。5月は前年増加した反動と言えそうですが、6月は9.7%減と大きく下回りました。
この影響で3Qの名古屋市内の死亡者数は2.2%減となり、9四半期振りの前年同期比減となりました。
そのためティアの売上高も影響を受けて、3Qのティアの売上は前年を若干上回る程度の2.3%増に留まりました。しかしながら死亡者数が減少する中で売上を伸ばしたことはとても評価できると思います。
ティア2012年第3四半期決算
上記グラフはティアの直営会館での葬儀施行件数の推移ですが、2012年3Qは1,488件となり前年同期比3.6%の増加となっています。名古屋市内にも2会館オープンしましたし、着実に葬儀会館ネットワークを広げてシェアを上げているようです。
ただこのグラフを見ても分かるように、4Qの計画値(通期計画から3Qまでの実績を引いた残り)はかなり高い目標になってしまっており、売上計画の達成は件数から見てもちょっと厳しいと思います。

一方売上決定のもう一つの要因である葬儀単価の推移は下記の通りです。
ティア2012年第3四半期決算
参列者数の減少で減少傾向が続いてきましたが、2011年1Q(2010年10〜12月)で底を打って以降横ばいで推移しています。葬儀単価は維持しつつ、受注件数を伸ばすことで売上を伸ばしています

次に営業利益率の推移を見てみます。
ティア2012年第3四半期決算
2011年は前年までのカンブリア宮殿効果が剥落したことや、その落込みをできる限り軽減するために広告宣伝費などを積み増したことで利益が急減し、ティアにとって厳しい1年になりました。東日本大震災が発生したこともあり、株価的にも厳しい1年になりました。
今期は一転して、好調だった2010年を上回る好業績でスタートを切り、2Qまでは絶好調で推移しています。利益率で見ても2Qは過去最高の営業利益率を記録しています。
この要因として、葬儀会館などの人員が不足気味で中途採用を計画していたものの計画通りに採用が進まず、人件費の発生が後ろにずれたことを挙げています。このため採用が進む3Q以降は利益が減少すると説明していましたが、確かに3Qでは営業利益額・利益率ともに前年同期を下回りました。
今後関東進出も本格化してきますし、人財の育成は最重要課題になりますが、人を育てるには時間がかかるので人財への先行投資は大切です。
次に経費の内訳を見てみます。
ティア2012年第3四半期決算
売上原価率は仕入れ価格の見直しなどで低下傾向が続いてきましたが、3Qでは葬儀会館の人員増強などもあって前年並みまで増加しています。こうした先行投資は関東での成功など、来期以降の売上につながって欲しいと思います。
売上が伸びていけば規模のメリットも効いてきますし、原価率は徐々に低下していくと期待しています。
次に販管費率の推移を見てみます。
ティア2012年第3四半期決算
販管費率については徐々に上昇傾向です。
ただ原価が売上の70%近くを占めているのに対し、販管費は23%程度なので、原価に比べると利益への影響は小さくなります。
販管費の内訳は分かりませんが、関東でのティアの会の会員募集活動費や、知名度向上のための広告宣伝費など、関東進出に伴う経費の増加などの影響もあると思います。関東本部も本格的に始動しているので、前年までと比べると販管費率は上昇しています。
ぜひ関東進出を大成功させて欲しいですね!

以上のように、全国的に死亡者数が減少する中で、ティアにとっては第2の創業期にも匹敵するような関東進出の準備をする中で、好業績を維持しているのはとても評価できます。
今期の活動が来期以降の関東進出の大成功として、業績にも早く寄与してくると嬉しいですね!
まだまだ暑い毎日が続きますが、地盤の中部圏で、関西圏で、そして新規の進出先となる関東圏でも、無理せず(笑)ティアイズムを全国に届けるために頑張って欲しいと思います。
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2012年08月25日

ティアの株価が上昇傾向!

最近ティアの株価が順調に上昇しています。
今期は業績も好調ですし、4月5日には待望の関東進出が発表されましたが、株価的には期待したほどの反応はせずという状況が続きました。
しかしながら関東1号店のティア越谷のオープンも10日後と近付いてきて、株価も本格的に動き出したようです。やはり建物が建ち、オープンしないと株価への影響は小さいのかなと感じますね。
9月には葬儀会館としての稼動も始まるので、ティアの感動葬儀を実際に体験する人が増えて、株価もさらに上がっていくと嬉しいですね!
やはり話で聞くのと実際に体感するのでは大違いですからね。

それにしても残念なのは、ここ2日間の株価推移です。
ティア株価
日中は2000円近くまで上昇するのに、大引けの僅かな売りで上髭が長いローソク足になり、見栄えの悪い株価チャートになっています。
特に8月24日(金)は15:07分まで1,994円という高値圏で推移していたのに、わずか200株の売り注文で40円も値下がりし、1,954円の終値になってしまいました。前日の23日もそうですが、最後の売りをもう少し我慢して長大陽線引けとなれば、雰囲気も変わってくるのにな〜と感じて残念です。
まあ目先の株価動向はお楽しみ程度に捉えているので大勢に影響はないですが、それでも陽線引けとなると気分は良いですよね!
株価が騰がると困る人でもいるんでしょうか?(笑)

ヤフー掲示板ではあちこちの掲示板にティアの買い煽りをしている人が現れたりして、売りたい人が増えてきたみたいです。注目が集まっている板で買い煽りしているようですが、流動性がまったく違うのであまり効果がないと思うんですが(^_^;)
1,300円前後での低迷期間も長かったので、ここまで騰がってくると売りたい株主が増えてくるのも当然です。さらには上場来高値の2,200円にも近付いているので、2010年秋頃に買った株主からのやれやれ売りも出てくる水準です。
株価は株主が入れ替わりながら上昇していくものだと思っているので、こうした売りをこなしながら徐々に騰がっていって欲しいと思っています。その点でも最近ティアにしては出来高が増えているのも心強いですし、こういった視点からヤフー掲示板を読み返してみると、ポジションの変化なども感じられて面白いですね!
長期投資が一番リターンが大きい!と信じて耐え忍ぶだけですが(笑)
長期投資派が報われるよう、関東進出が大成功することを期待しています。
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2012年08月23日

ティア2012年第3四半期決算分析1

2012年8月6日(月)にティアの2012年度第3四半期決算が発表されました。
5.1%増収、3割前後の増益となっており、6月までの業績は順調に推移しています。
2012年第3四半期決算
上記グラフは四半期ごとの売上高を積み上げたものですが、2010年のカンブリアバブルにより2010、2011年で加速・減速という感じになっていますが、それでも売上は順調に増加しています。2012年4Qの業績グラフは上方修正後の会社計画値になっています(以下どのグラフも同様です)
葬儀事業は季節変動が大きく、冬場の方が死亡者数も多いことから2Qの売上が一番多くなっています。今期は3Qの売上高が若干伸び悩んだので、その分4Qの売上計画が例年以上に高くなっています。
最近上場したこころネットを除く他の葬祭関連上場企業3社は3月決算なので、ティアの3Qは他社の1Qになりますが、他の葬儀関連3社も1Qは総じて業績が伸び悩み、葬儀件数が減少傾向です。2012年4〜6月は全国的に死亡者数が減少傾向だったようです。
地元の名古屋市でも2012年4〜6月の死亡者数は2.2%の減少になっています。四半期での死亡者数の減少は2010年1〜3月の0.6%減以来9四半期ぶりになります。
このような逆風下でもティアの3Q売上は前年同期を若干ですが上回っています。
2012年第3四半期決算
上記グラフの通り、1Q・2Qの伸びと比べると減速しているものの、地盤の名古屋市内の死亡者数が減少する中で売上を伸ばしているのは素晴らしいと思います。新規葬儀会館のオープンなどで地域内のシェアが上がっているのだと思います。
ただ上記グラフを見ても4Qの売上の伸びはかなり高く、繁忙期である2Q並みの売上を確保する必要があるので、今期の売上高については若干目標を下回りそうな感じがしています。
7月の名古屋市内の人口動態統計は今日発表予定でしたが、集計に手間取っているようで発表が何日か遅れるそうです。なぜ手間取っているのか気になりますね(笑)

次に営業利益の推移ですが、こちらは売上高以上に季節変動が大きく出ています。
2012年第3四半期決算
圧倒的に第2四半期の割合が高くなりますが、特に2012年度は2Qで利益を稼いでいることが分かります。
この要因としては、売上が好調なことに加えて、当初計画していた人員採用が下期にずれた影響で、売上原価や販管費が計画より減っている影響が出ています。3Qでは人員の採用も進んでおり、販管費も増加に転じています。葬儀会館の人員配置が手薄になっていたり、関東への本格進出に備えて先行して社員の育成を行う必要もあるので、経費発生が先行しています。このため3Qの営業利益は前年を下回っています。
それでも2009年までと比べると、閑散期である3Qでも比較的高水準の利益を上げられるようになってきました。これは閑散期でも葬儀会館の稼働率が上がっているわけであり、とても評価できると思います。
4Qの利益計画はグラフを見ても分かる様に、3Q並みの計画でそんなにハードルは高くないと思いますが、9月には関東初出店のティア越谷がオープンするので、関東での知名度向上にどの程度経費をかけるのか次第で利益のブレが大きくなると思います。この点でちょっと予想しにくいですが、例え今期経費をかけたとしても、それは来期以降の業績につながってくるはずなので、少し長い目で見た方が良いと思います。
2012年第3四半期決算
四半期ごとの営業利益推移は上記の通りで、経費の発生時期のずれもあって2Qがとんでもない業績をたたき出した反動で3Qは前年同期を下回っています。これは通期では計画通りの内容だと思うので心配いらないと思っています。
4Qも効率的な経費使用に努めて、前年同期を上回るような業績をあげて欲しいと思っています。

ティアの弱点の一つとして、株主資本比率が低いというリスク要因がありましたが、3Q末の株主資本比率は30.8%となり、初めて30%を上回りました!
2012年第3四半期決算
成長していくためにはどうしても自社で葬儀会館を作っていく必要がありましたし、自社で作っていかなければ!という思い込みも強いと思いますが、そのためにどうしても設備投資が先行することになり、借入金が増加して株主資本比率が低い状態が続いていました。設備投資が好業績につながることで徐々に財務内容も改善してきましたが、30%を超えれば一安心という感じがします。
地域によっては自社で葬儀会館を作る必要もあると思いますが、都市部などではインフラとしての葬儀会館はすでにかなり整備されているように感じるので、無駄な投資は極力抑えて貸ホールを利用したり、小規模な葬儀会社をM&Aするなど柔軟な発想で事業展開を進めてほしいですね!

2012年第3四半期決算分析2では、もう少し詳しく業績を分析してみます。
   2012年第3四半期決算分析2 ブログランキングに参加しています 次項有 にほんブログ村 その他生活ブログ 冠婚葬祭へ
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